涼花堂 ～お針子な毎日～

和紙が世界遺産に登録されることが決定したそうですね！　11/24に正式決定となる見通しだそうで。

　折鶴用の折り紙は、もちろん自分で作っています。とにかくたくさん種類を作りたいので、普通の折り紙だけじゃなく、手当たり次第に折り紙にしてます。便箋や封筒、果ては包装紙やチラシまで。

　折り紙は、和柄洋柄関係なく使っています。市販のものは結構入手してるんじゃないかな？　もちろん、全部使い切っているわけがない！（笑）　私自身は和柄が好みなんですが、ポップなデザインも結構人気なんですよね。チェックや水玉、黒地にレースなんてのは和ロリにぴったり！みたいな。逆に無地の方が少ないです。

　便箋などはインクを吸い易くしてるためでしょうね、ちょっとしっとりしてて、折り心地が良いです。なるべく柄が多めに入っているものを選んでますが、罫線もデザインによってはストライプになるので、そのまま使ってたりします。
　封筒は、ちょうど今くらいの時期から出始めるお正月用のぽち袋が狙い目です（笑）。和柄の、それも華やかな感じの柄がしかも小さく凝縮されているので、小さい折り鶴にした時に綺麗に出るんですよね。最近の100円ショップで手に入るぽち袋は、侮れないほどデザイン性が高く、毎年がっつり買ってしまいます。

　意外に人気なのがチラシ。よく使うのは観光旅行用の、花畑やイルミネーションが映ったチラシです。特に、以前手に入れた薔薇の花が大写しになったチラシ、折り紙にしてしまうと元が薔薇だったなんてのは全然わからないんですが、その色合いがあまり見かけないからですかね、なかなかの人気です。「これなんかはチラシから…あれ？　すみません、売れちゃいました」なんて会話をよくしてます（^^;）。元値タダなのでちょっと心苦しいですが、かかる手間は同じだし印刷の関係でむしろ折り辛かったりするので、最近は開き直ってますけどね！（笑）

　最近は、「使い終わったらクラフト用紙に使えるカレンダー」というのを手に入れました。ちゃんと折り紙にできるような薄さと質感、デザインで、しかもカレンダーだからそこそこの大きさのものが12枚、表紙を入れて13枚！　一体どれだけの枚数切り出せるんだろうとわくわくしてしまいます。まぁ、手をつけるのはしばらく先の話になりそうですが。あ、カレンダーとして使う予定は当然ありません。

　で、最近ハマってるのが和紙。特に友禅和紙です。振袖みたいに綺麗な柄のものが多いの。
　今まで、特に和紙にこだわったりはしてませんでした。まぁ、少しお値段が張るので、種類を揃えようと思うと結構かかってしまいますからね。それに折鶴や折り紙でアクセサリーを作ってらっしゃる方は他にもたくさんいらっしゃって、その中でも和紙にこだわって作られてる方も多いから、だったらうちは特に和紙じゃなくても、「とにかく何でもアリ！」みたいなのが売りにできればいいかな、くらいの気持ちでした。
　ずいぶん前に買った和紙のセットが、想像以上にバカ高くって、何だか勿体無くて切れなかったっていうのもあったかも。

　でも先日、浅草橋の田中和紙店で買った和紙がちょうど良い大きさだったので一気に切り、折り始めたところ。

　いい！　手触りというか、折り心地が良い！

　折り目自体は和紙特有のちょっとした厚みで、きっちりした折り目になりにくい部分もありますが、多少拠っても皺になりにくいので、後から調整し易いです。そして、箔が剥がれないのがいいですね！　安いものだと折ったところから箔が剥がれ、指につくんですよね。チラシとかだとインクそのものが割れてしまいます。でも上等な和紙はそんな心配ないんですね！　色移りもしないし。固めた時のフォルムも可愛いんですよ、これがまた。
　気に入ったので、今まで手に入れてた和紙を全部カットすることにしました。そしたらまぁ、なかなかの量が出てきましてね（笑）、たぶん一生かかっても使い切れないわ。

　以前アソートで買ったら模様入りと無地とが半々で入ってて、無地はどうしようかと散々悩んだんだけど、最近は折り紙友達ができたので安心して譲ることができます（笑）。改めて見ると、どれも本当に惚れ惚れするほど綺麗な模様ばかり。これで鶴子ちゃんや箸置きを折っていくかと思うと、今からわくわくしてしまいます。そのうち、和紙の折鶴も増えてくるので楽しみにしていてください。

　もう、何でも材料にしちゃううちのキャッチフレーズは、「世界遺産から廃材まで！」　…あれ、何か違う？（^^;）

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