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ドールの浴衣や和風アクセサリなど、色々作ってます。 日々の製作日記をつらつらと。
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スケジュール的にはだいぶ厳しいものがあったのですが、どうしても見に行きたくて、行ってきました『春画展』! 会期もほぼ終了に近付いていたので、きっと混んでるだろうなと、友人と午前中から行ってきました。いや、本当に行ってる場合かって感じのスケジュールでしたが、結果的に行って良かった! 凄い刺激になった!



 会場の永青文庫は、目白駅からバスで行かねばならん場所なので、一人で行くのはなかなか気が乗らなくて、先日羽田に燭台切さんを見に行った時、友人に話したら「あ、見たい」と言ってくれたので行ってきました。狭い会場だと聞いていたし、凄く混んでるとも聞いていたのですが、ある意味、想像以上でした。

 混雑は、正直想像したほどではなかったです。でも、あの小さな美術館でと考えると、やはり結構な混雑だったなと。ショーケースの前に二重三重に人が重なっていたため、背後から「もう壁の展示だけでいいよ」なんて声も上がってましたがそれは勿体ない! だってショーケースの中は巻物なんですもの。あれは腰を据えて並んでじっくり見るべき! 印刷されたパネルでは絶対に伝わらない質感があります。駆け足で見るのは勿体なさすぎます。

 確かに色事の絵ばかりだし、そういう部分が妙に誇張されていて、それはいっそグロテスクですらあるんですが、それ以上に脱ぎ散らかされた着物の柄の細かさ、調度品の丁寧さ、家屋のパースの正確さ、実に細やかで見事としか言いようのない作品ばかりでした。これが庶民の楽しみの一つだったかと思うと、なんて高度な作品を贅沢に消費しているんだろうと思ってしまった。

 そして発想の豊かさですね! 北斎の蛸と美女の絵なんて、何ていうか、元祖「触手物」?(^^;) しかも絵の周りにびっしりと書き込まれた文字が、何ていうか、昔も今も好きな人は好きねぇって感じで、あんま変わらないんだなって実感させてくれます。
 学生時代、古語も少しやったのでほんのちょっとだけ読めるんですが、でもやっぱり全部は読めないので、あれをすらすら読めるようになったら本当に楽しいんだろうなって思いました。翻訳物を見ましたが、まぁぶっちゃけ今のエロ漫画とあんまり描いてること変わんないですよね(笑)。
 小さい「豆衛門」「真似衛門」シリーズも面白かった(^▽^)

 でも最後に圧巻だったのは、細川家所蔵の春画で、着物の柄が細かいだけでなく、柄として一つ一つ模様を型押しまでしてあって、それも何種類もの型が押されてて、この一枚に一体どれだけの職人が手をかけて、どれだけ腕を鳴らしたんだろう、今の時代にこれだけの物を作るとどれだけ金がかかるんだと感心してしまうものでした。

 前期もあったんですよね、今更ながら行けなかったのが残念。図録、もちろん買いましたよ! もう人が殺せそうな分厚い図録! グッズ売り場に山積みになっていましたが、あの1梱包に5冊程度しか入ってないんだよなと思うと、あの山もきっとそんな大した数じゃなくて、公開終了日にはほとんどなくなっちゃうのかもしれない、なんて思ってしまった。

 今回だけなんてもったいない、是非またの機会を!

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